大航海時代に西洋で描かれた日本地図の変遷を紹介するコースター4種セット。ゼンリンミュージアム学芸員「Zキュレーター」による古地図の解説を台紙に掲載しました。
プトレマイオス/フリース「大韃靼図」
1522年
|図版解説(ゼンリンミュージアム学芸員監修)
ローラン・フリースによる大韃靼図で、日本がアジア図の中に表現された初期の地図の一つです。「韃靼」とはアジア大陸の東北部地域を指しています。マルコ・ポーロの『東方見聞録』で紹介された「黄金の国ジパング」に期待や憧れを抱き想像で地図を描き、日本を“ZINPANGRI”という名前で紹介しました。
オルテリウス「東インド図」
1570年
|図版解説(ゼンリンミュージアム学芸員監修)
アブラハム・オルテリウスが刊行した世界初の近代地図帳、『世界の舞台』に収録された東アジア周辺の地図です。大きな島“IAPAN”を中心に、南には琉球諸島が北には架空の“Miaco”諸島が連なります。日本の右側には「この島をヴェネツィアのマルコ・ポーロは“Zipangri”と呼ぶ」との解説が添えられています。
オルテリウス/ ティシェイラ「日本図」
1595年
|図版解説(ゼンリンミュージアム学芸員監修)
アブラハム・オルテリウスが刊行した世界初の近代地図帳、『世界の舞台』に収録されたものです。ポルトガル人地図製作者のルイス・ティシェイラから入手した情報をもとに、九州・四国・本州が正確に描かれました。日本製の日本全図や、ポルトガルの海図など、さまざまな情報を組み合わせて製作したとみられています。
|図版解説(ゼンリンミュージアム学芸員監修)
ポルトガルの地図製作者イグナシオ・モレイラは、1590年~1592年の日本滞在中に鹿児島から京都に至る西日本各地で天文測量を行い、各地の大名などから情報を集めて日本図を描きました。本図は、キリスト教の布教報告に添えるための試し刷りとみられています。
[サイズ・仕様]
約横90×縦90mm
※仕上がりサイズには若干の誤差が発生します。
4種セット
[素材]
紙
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